無垢ということばには、全く混じりけのないそのままのものという意味があります。
無垢家具とは、植わっていた気を伐採して製材と加工したままの材でできている家具ということです。
簡単にいうと、ベニヤや合板やコンパネのような張りものではないということです。
木製家具と呼ばれ一見「木」に見えるものでも、本当に中まで木を用いているものは少ないのです。
実は、大抵のものは、芯になる材料の外側を木目が美しいシートでくるんで仕上げているのです。
戦前までは、日本で家具といえばほとんどが無垢家具でしたが現在ではほとんど見かけなくなりました。
そんな無垢家具の長所としては、本物だけが持つ重厚感や木のぬくもりが感じられることです。
また、丈夫で耐久年数が長く使い込んでいくほど味わいが出てきてアンティークになっていくことです。
傷がついたり壊れたりしても、剃り直しなどにより新品同様によみがえるのも魅力でしょう。
愛情をもって使い込んでいくと、とても素敵な家具になることでしょう。