校閲と校正、この二つは似ているけれども実際には目的が全く異なるものです。
前者は校正の作業も含まれますが、主に前後の文章での矛盾点の洗い出し、それと記載されている内容の事実関係の整合性など文章そのものの表面だけでなく内容まで掘り下げてチェックする作業です。
例えば、駅からお店までの案内を文章で説明している場合、その説明に登場する地名やお店の名称などが実際に存在しているものと合致しているのか、このような点まで確認するのが校閲です。
一方、校正は道順を記載してある元原稿通りに組版が行われているのか、写真やイラストを併記している場合は正しい写真とイラストが指定位置に入っていることそしてイラストに文字が入っている場合は一字一句確認するなど原稿に忠実に確認することです。
1991年に設立した東京の有限会社西進社は、校正・校閲を専門にしている会社で、サイト内にはこれらの作業の必要性について分かりやすく記載してあります。
もし、このような作業をせずに印刷物を作ると、それを読んだ人が使ったとき書いてある内容と事実が反しているため、道順などの場合は目的地にたどり着けないこともあるでしょうし、定休日が間違っている場合は営業日だと書いてるけれども休みだったなどのケースもゼロとはいい切れません。
なお、東京の有限会社西進社は業務における実績をサイトに掲載してあって、書籍のイラストをクリックすると通販サイトに誘導されて購入することもできます。